死刑台のエレベーター

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本を読むのにも、偶然と必然がある。図書館で、たまたま「死刑台のエレベーター」(外国版)のDVDを借りて観て、それから書店の棚でこの本を見つけて買った。DVDを観なければ興味を持たなかっただろう。日本映画でリメイクされたらしく、色帯が付いていた。そうでなければ、増刷されず、読むこともなかっただろう。 大分、昔だがシュワルツェネッガーの「バトルランナー」という映画を観てから、スティーブン・キングの原作を読んだが、原作の方が良かった。「死刑台のエレベーター」も映画を観てから、原作を読んだのだが、原作の方が良かった。映画は上映当時大ヒットだったらしいが、やはり、所々省略や変更がある。 原作と映画で言えば、野村芳太郎監督の「鬼畜」は原作より 良かった。というか、原作とは違った作品だった。 「死刑台のエレベーター」はミステリーなので詳しく言えないが、一つの犯罪が完全だったために、身に覚えのない事件に巻き込まれる皮肉な結末だが、完全犯罪とはいえ些細なミスで身を滅ぼすのだから、あまり賢いとは言えない。 終わりの方で、義姉が主人公(?)を愛していたのが分かるところが、印象に残った。
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