20○○年4月23日午前

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キーンコーンカーンコーン 学校のチャイムがなった。 俺たち8人はいつも通りギリギリ間に合わせた。 「またお前たちギリギリだぞ。少しは藪みたいに昇降口があくのを待ったらどうだ?」 先生は言った。 藪というのは頭がいい丸メガネ君藪 孝太のことだ。 朝のホームルームが終わると俺たち8人 一ノ瀬 彰 河野 美紀 内川 蒼 三村 沙羅 藤村 滋 藤村 友佳 秋山 零次 安田 美憂花 は全員藪のところに行った。 蒼「昨日のドラマ見た?見た人ー?」 友佳「昨日はしげがチャンネル独占して見れなかったよ。」 滋「いやいや独占してねーよ。ただK-1がやっていたから。釘付けになっただけだし。」 美憂花「私は見たよ。ちょっと怖かったね。」 零次「そりゃもちろん。ホラー映画のスペシャルドラマだもん」 沙羅「そんなん見なくて良かった」 美紀「いやさすがにあれは怖いよ」 孝太「僕はおもしろかったけどな」 俺「ドラマ見たら続きは映画も行きますか?」
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