<プロローグ>

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いつかの時代、まだ"魔女狩り"が行われていた頃、人々はその"魔女狩り"の対象となる悪魔を恐れていた。 その為、人々は事あるごとに殺戮を繰り返すようになった。対象者は、子供・女・老輩…。誰もが悪魔を殺せば災いが止まる、そう信じていた。だが、何年経っても平和は訪れない。 そこで人々は禁断に染まっていく。人間の肉体の一部を失わせ、残った肉体は本の中へ閉じ込めるという…、残酷な処刑。永遠に開くことのない暗闇の牢獄へ堕ちる。 「助けて…。」 ただ、救済を求めている声が響くのみ。 .
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