❤三章❤

2/5
前へ
/81ページ
次へ
そして、カラオケに行く事になり、4人は学校の近くにあるお店に向かった。 (何か信じらんないな~こんな思い通りの展開になるなんて~(笑)) 美咲は何だかまだ夢をみているような気分だった。 亜津子はと言うと、もちまえの明るさで洋二と二人で話が弾んでいる。 すっかり意気投合してしまったようだ。 (私もがんばらなきゃ♪せっかくのチャンスだから!) 美咲は思いきって話をきりだした。 『ね~長谷川君ってもてるでしょ?』 『えっ全然だょ~俺、中学の頃は本当サッカー馬鹿だったし…女って難しいし…そっちこそもてるんぢゃない?てか俺、拓也でいいから!そっちのが呼ばれ慣れてるし♪』 『あっぢゃあ私も美咲でいいょ♪♪てか私もてないし!高校入ったら絶対彼氏つくろうね~ってあっちゃんと気合い入れてるくらいだょ(笑)』 『そうなんだ~二人とも可愛いからすぐできるょっ♪』 拓也がそういってくれたのはきっと喜ぶことなんだけど… 『すぐできる』というその中に拓也は入ってないのかな? と少しダケ複雑な気持ちになった… だから私はそんな気持ちも含めて、 『じゃあもし誰ももらってくれなかったら拓也君がもらってね♪』 なぁんて照れてる気持ちを笑ってごまかしながら言った。 (私にとって今日は勝負かもしれないから、照れてる場合じゃない) 美咲はそう思った。
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加