プロローグ

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始めに言っておきます。 俺は、たった今死にました。 それは、遡ること一時間前 「いやー、今日も無事に学校が終わった~」 なんて言いながら俺はいつも通りに学校から帰宅していた時のことでした。 信号が赤なのにいきなり横断歩道に飛び出したおっさんがいた。 俺は、駆けだした。 「危ない!!」 何も考えていなかったのに体が勝手に動いた。 おっさんに近付くトラックの間に俺はギリギリのタイミングで滑り込んだ。 俺は、おっさんを歩道に引っ張り、俺の意識は完全に飛んだ。 そして、俺はこんな訳の分からない場所にいるわけだ。 一言でいうと“白”の一言に尽きる。 だって、上下左右どこ見ても白でこっちの感覚がマヒった感じがしてならない。
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