序章-プロローグ-

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??? 玉座 大魔王『がは・・・!まさか、我がここまで追い詰められるとは・・・!』 男『終わりだ、大魔王。最期に言い残す事があったら聞くだけ聞いてやる。』 男の周りには、仲間と思われる人達が7人いた。 大魔王『ふ、ふはは・・・フハハハハハ!』 男『とうとうおかしくなったか。まあ、このような状況では無理もないがな。』 男は大魔王の顔に、剣を突き付ける。 大魔王『我の勝ちだ・・・上を見るがいい!』 大魔王は不敵な笑みを男にしながら上に指を指す。 男『何!?な・・・これは・・・!』 男が上を向いた先に、8つの黒い珠が浮かんでいる。 大魔王『貴様達と戦っている時に作った珠だ・・・光栄に思え!この珠は、我にしか作れない特殊な珠!貴様のあの技も通用せぬ・・・さあ、闇に侵されるがいい!』 大魔王はそう言うと、8つの闇珠を男達に放った。 男『俺の技が通用しない・・・?ならば試してみるか!?闇吸筒!』 男はそう言うと、筒らしき物を取り出し、8つの闇珠に向けて吸引を開始した。 男『う・・・!?なかなか吸引が出来ないだと!?だが!』 男は更に吸引力を強くすると、1つの闇珠を吸い込んだ。 男『よし!後7―『遅いわー!』 男が残り7つの闇珠を吸引しようとした時には、既に遅し。7つの闇珠は、大魔王によって男の仲間達の身体を覆った。 男『み、皆!』 大魔王『さあ・・・新たに闇の化身として目覚めよ!』 男の仲間達は、大魔王が言うのと同時に起き上がる。 男『大丈夫か、お前ら!』 しかし、男の問いに仲間達は返事をしない。それどころか、男に剣を向け襲いかかってきた。 男『うおあっ!?』 大魔王『形勢逆転だな。』 大魔王は満面の笑みをする。 男『く・・・ならばもう一度闇吸筒を・・・ぐっ!』 男は右腕を抑える。どうやら闇吸筒を使い過ぎたリスクが来たようだ。 大魔王『さあ、仲間達の手によって死ぬがいい!』 大魔王は男の元、仲間達を仕向ける。 男『皆・・・すまない・・・!くそー!』 男は闇吸筒を逆さにすると、闇の霧を周りに噴き出させた。 大魔王『む!?霧で姿を隠して逃げる気か!?逃がすな、追えー!』 元、仲間達はその命令を受け、男を追おうとした。しかし、男の気配が消えた。 大魔王『ちっ!逃げ切ったか・・・。』 大魔王はじだんだ踏みながら、男の逃げた先を見ていた・・・。
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