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「あっ……、くそっあのやろう……。運命変えやがったな」
起きたらなんか書斎のところで、ファンシーユンピューターやロクヨンや、沢山の紙の束が積まれた場所におっさんが書類を手作業で写していた。
「運命変えても、世界線が変わるから問題ないけど、死んだらその死因ごと書き換えねぇといけねぇのによ」
「あのー、すいません」
「あ、起きた? 普通お前は改変された世界線にて、記載された死因で死ぬはずが、改変した瞬間に別の死因で死んだから。元々改変したときに死んでもここに来るはず無いのに、そこまで改変されてるんだから君は運が良いね」
「死んだ? そうですか。死因はなんです?」
「台所で貧血が起こり倒れた。そして、落ちてきた包丁が頭に刺さりデッドエンド」
なんとも、俺らしくないね。
「どうする? このまま死ぬか、別の世界に転生するか。決めれないぞ」
「そうですね。選択肢がありませんね」
「おう。転生が決まってて今力を決めてる所だから」
「それって話し合って決めないのですか?」
「言え。だめな奴以外なら容量内で書いておく」
ふむ。そうしたら、
「まず、キメラの獣人が良いですね。頭がニホン狼、腕力はマウンテンゴリラ、脚力はニホンカモシカとクロヒョウを。魔力は平均より五割増し、属性は"自由"で」
「凄いリアルに言うね君。他には?」
「成長する硬度「あそれ駄目、持ってる奴がいるから」……では、貫けない弾力と言う名の硬度。状態異常の自由」
「で、宇宙CQCの達人」
「いりません。魔力以外の特殊な力、固定としてください。あと欲の操作」
「知識は沢山。これで終わりだ。んじゃま、異世界楽しんでな」
額を人差し指と中指で押され、意識が無くなる。
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