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辺りを見回していると、酒瓶が積まれている場所があった。
多分売り物何だろうと思って、近づいたら15・6くらいの青年が瓶に映っていた。
「あー、若返ってたのか」
顔を触ると、シワもガサガサの肌も無く若さ溢れていた。
しかもちょっとイケメン化していた。
足音が聞こえてきたので、離れて女の子の所に戻る。
「どうぞ、こちらに商品が御座います。後に買取の書類を持ったスタッフが来ますので、お待ち下さい」
「そうかのう。では待っておるよ」
戸が開いて入ってきたのは、白髪混じりの髪をした70近い爺さんだった。
「あなたが自分たちを買った人ですか」
「ホッホ、そう焦らずとも何もせんわい。もう少しすると金を払わずに済むからの」
「それは、帝の突入ですか?」
帝クラスかそれ以上の乱入により、一斉検挙か大量虐殺による、拉致奴隷の解放及び違法奴隷市壊滅ってのはテンプレだからな。
「でも、なぜ自分たちが?」
「なぁに、爺の勘じゃて。お主らは孫の誕プレじゃから、良いのを選んだまでじゃ。爺の勘は良く当たるんじゃぞ。
おお、これは1000年物のヴィンテージワインではないか。儲けた儲けた」
二、三本抜いて懐に入れる。
「自分が運びますよ?」
自由属性だから、無効に変えて拘束具の力を無効にして、力任せに壊す。
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