刻の神話

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人は過ちを繰り返す。 いつの時代も土地を奪い、資源を奪い、食料を奪い、絶えず争い事をやめない。 時に大多数の派手な戦争もあれば水面下での我慢比べも存在する。 結局の所、人と人が分かり合うことなど不可能なのだ。 歪み、憎み、蹴落としあうのが人間の性。 ただ、稀に激流に飲まれない強い意思を持つ人間がいる。 何者にも臆さず、真っ直ぐ自分の信念を貫く人間。 そういった人種こそ後世に名を残すのである。
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