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私が沈んでいるときは いつも
貴女が夢に やってくる
恋人なわけ じゃないし
そんなのを望んだこともない
だけど
貴女が夢にやってくる
自分の弱さを 痛感したんだ
自分でも 知らなかったほど
私は貴方に 狂わされた
私は決して 弱く在りたくない
貴方が引き込まれるほど
大きく 強く 温かく在りたい
そんなとき
ふと
貴女に 逢いたい
そう思うことがある
慣れたように 刺激的に
私の頬に・・・
今宵も今朝もまた きっと
貴女が夢にやってくる
初めてを賭けて 馬鹿みたいに
張り合ったことを思い出す
そして
貴女が夢にやってくる
自分の強さを 見失ったんだ
自分でも 考えなかったほど
私は貴方に 気付かされた
私はこんなにも 女々しいのか
貴方を包みこめるくらい
広く 明るく 優しく在りたい
そんなとき
ふと
貴女に
逢いたい
そう思うことがある
恋慕とは 違う感情
私の胸に・・・
自分を大きく見せる
臭いと読む
みたいなことを
誰かが 私は 正に
洒落にならない
いつも図に乗る
すぎる 気付く
虚しい 悔しい 苦しい
藻掻いても 藻掻いても
息が吸えない
「沈むなら 沈みきればい」
私が言い続けてきたこと
だけど 沈むことすら許されない
ここには重力がないから
思考は飛び 一所に留まることを
させてもくれない
過剰被加熱
ただ涙を流して
立ち尽くすことしかできない
時間に置いていかれた
そんなとき
ふと
貴女に
逢いたい
そう思うことがある
いつも無邪気に 笑ったままで
俺の心へ・・・
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