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「あいしているよ」「大好きだよ」
そんなありきたりで
心のこもっていない言葉(セリフ)を
君の前で並べていた
ただ自信が持ちたかった
ただわがままに君を
手離したくなくて
君の心に鎖をつけた
だけどそれは本当の恋じゃなかった
ただ子供じみた遊びに
付き合わせていただけだった
僕が気づかない間に君と
とても距離が出来てしまってた
もう「愛してるよ」と言っても
君はただ首をふるだけ
もうすぐ終わってしまう恋に
僕は必死にしがみついた
けど結果は同じだった
「大好きだよ」「愛してるよ」
何処にでもあるような
使い古された言葉(セリフ)達が
僕の前に落ちてきた
ただ勇気が欲しかった
ただ君の「好きだよ」の 一言それだけが欲しくて
君を抱きしめ続けた
けど君はただ首をふるだけ「嫌いになった訳じゃないただ…」
そういいかけた口を静かに閉じ
君は僕から背を向けた
「行かないで」その一言が言えなかった
僕は君の背に背を向けた
振り返ると涙押さえれないから
振り返らず涙こらえた
もう少し僕が大人だったらそう思うだけで涙が落ちた
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