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Story1
「奏は将来どんな人になってると思う?」
「・・・えぇ・・普通に幸せだったらいいな。」
「幸せって簡単にはなれないよ。」
「え?」
「・・そのために、約束して?・・
・・ずっと笑ってる・・笑顔でいる人になるって。」
「・・・修もだよ?」
そういって12歳だった私たちはお互いの小指を絡めて
指切りをした。
昔、幼馴染の修とずっと笑顔でいる約束をした私は
その約束をおそらく破ってしまったのだろう。
〝修、ごめんなさい〟
――――――夏・・・
「暑い・・・」
あの日から4年経った今、私は現在最悪状態におちいっていた。
なぜなら、・・・熱すぎる。
夏ならだれしもが思うこと。
あぁ、何で夏の季節があるのだろう。
そう思いながらも
私は自分の手で額の汗を拭く。
暑すぎるんだよ-・・・
季節は夏。
夏休みは別にいいとして、あの長い間
何をすればいいのか分からない。
それに宿題が出る。これは休みとは言えない。
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