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「あははー、ごめんね折反くん、シキは重度の眼鏡フェチなんだよー」
「は、はぁ…」
「フェチとは何だ、フェチとは!そんな甘い言葉で済むものではない、これは眼鏡への愛なんだよ!」
「知ってる知ってるー」
社長の力説を軽く交わす百合野さん…ある意味すごいな…。
「まぁ要するにね、シキがやる気出さないとうちの会社やっていけないんだよ。だから眼鏡フェチに付き合ってあげてるんだ」
「だからフェチでは…」
「分かった分かった、とにかくそういう訳だから折反くん、ここから眼鏡選んで掛けてみて?」
百合野さんが黒いケースを開けると、そこにはずらりと並んだ大量の眼鏡。
…ぶっちゃけどれがどう違うのか分からん。
「え…俺ちょっとこういうのよく分からないんですが…」
「チッ、仕方ないな。私が見立ててやる」
今社長舌打ちしたよな…気のせいかな…
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