2、眼鏡は至高の萌えアイテム

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「一応聞きますけど…何ですかキャラ作りって…」 「よくぞ聞いてくれた!」 あ、自滅フラグですかねこれ。 「眼鏡を掛けた状態の社員に、しっかりとした個性を持ってもらいたいと思うのだよ。鬼畜眼鏡とか!執事眼鏡とかな!」 「はぁ…何でわざわざ…」 「その方が萌え…燃えるからに決まっているだろう!」 おい、何故言い直した。どっちにしろ酷い理由だが。 「という事はさっきの執事は…」 「あぁ、執弓には執事というキャラ付けをしただけで、本当に執事という訳ではないよ。でも眼鏡も服も似合っていただろう?」 「そーですね…」 本当に似合っていただけにそうとしか言えない。何だかんだでセンスいいんだもんなこの人。 「それでねー、服もその個性に合ったものを各自着てもらうんだよー」 「だから服装自由なんですね」 「んー、自由っていうか…」 「百合野、どけ」 百合野さんが言い終わる前に、社長がそれを遮って俺に顔を近付けてきた。
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