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――あの日
彼女『私じゃダメなの?』
デートで訪れた海。
君と来た最後の海。
ここで僕は彼女へ別れを告げた。
僕『……ごめん。』
彼女『もう好きじゃないの?』
いつも気丈で強い君が震えていた。
僕『(大好きだよ…けど…)』
彼女『二度と逢えないの?』
僕『…………。』
彼女『何で何も言わないの…?
ねぇってば!!!』
君は涙を堪えながら僕の体を揺さぶった。
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