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あの日
初めて悲しいキスをしたね。
潮風のせいかな?
涙のせいかな?
あの日のキスは
しょっぱくて
塩のような味がして
思わず二人とも悲しい笑みが溢れた。
謝る事しか出来ない僕。
君はそんな僕を心配してくれたのかな?
彼女『立ち止まらないで進んで…。』
いつものように気丈に振る舞った。
彼女『振り返らないで…。
私は大丈夫だから。』
君は涙が止まらないのに笑ってくれた。
気が付けば空は夕焼けに染まり
潮は満ち
砂浜に書いた二人の名前を波が静かにさらっていった。
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