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山吹から語られる言葉は胸に染み、懐かしい気持ちにまでさせられた。
「ゆっくり食べなさい?私はまだ片付けしてるから」
話しに夢中になってしまって、途中だった食事をそのままにしてしまっていた。
慌てて食べ出すと山吹は手をひらひら振りながら、山吹はまたキッチンへと戻って行った。
守川は急ぎつつ、食べた物を水で流し込み、空になった食器を持って行った。
「ご馳走様でしたっ、本当に美味しかったです」
入口から覗き込みながら、食器を片付け、一言言い終えると、守川は笑顔で、自分の部屋へ帰って行った。
部屋に着くなり、守川はベッドに倒れ込んだ。
(山吹さん‥)
話して居て楽しかった。
まだ、ここの寮に来て間もないけれど‥、ここを愛してる人が居る事が素敵だった。
まだ、寮の皆はまだ分からない事ばかりだけれども‥、この先に何があるのかは知らない。
色々想像しながら、深い眠りに着いた。
騒がしい1日がこれで終了した。
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