新しい風景達

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山が段々近付いて来た、都会何だけど、田舎の大きな街の様に見えた。 安心出来る地域の様だ。田舎暮らしの長い俺には特に。 地図の目的地は徐々に近付いて居たが、それらしき物はまだ無かった。 小さい山の側面にボロい家が見えた。 (あそこだな‥、写真もボロかったし‥) 近くで見ると余計にボロく感じた。 昭和初期の建物らしく、白い壁だが、木枠の窓、瓦屋根、入口は引き戸。 そこの空間だけ、全く時代が動いていない様だ。 ここは大学が近く、尚且つ、寮費が滅茶苦茶安い! ここしかないと、学校公認寮なので、学校から申し込みした。 安々と決まり、満足していた、部屋の間取り等は無かったけれど、気にし無かった。 勉強が出来、寝る場所が部屋に在ればいいのだから。
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