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「部屋にお戻り!今回はしょうがないからパンの耳だけよ!!」
「あのお・・・。お母様、部屋ってどこでしたっけ・・・?」
「いつも屋根裏部屋じゃない!!」
「すみません!!」
「お前の顔など見たくない!早く部屋にお戻り!!」
「はい・・・。」
足腰が痛い・・・。
頬も痛い・・・。
そして私は階段を上ってゆく・・・。
体中が痛み出す・・・。
「ううっ・・・。」
そして私は屋根裏部屋になんとかついた・・・。
どうやらわたしが落ちてきた部屋らしい・・・。
その部屋をよく見るとベットの代わりにワラが敷いてある・・・。
「開けるわよ!」
いきなり母は入ってきた。
「飯だよ!!」
そういってパンの耳を暖炉の灰の上にのせて出て行った・・・。
私は急いでパンの耳についた灰を落とし食べた・・・。
灰の味・・・。
でもきっと次の朝には元の世界にもどっているにちがいない・・。
そうして私はワラの上に倒れ寝てしまった。
『元の世界のほうがましだ・・・。』
本の中で私の一日が終わった。
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