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…正直に答えろ。
オレが部屋に入ったら着替え中のユカと対面っていうお約束を想像した奴だよ
マンガとかではよくある展開。
だけどマンガはマンガ、現実は現実だ
実際オレはいまユカの部屋に入ったけどその部屋の住人は掛け布団を床に蹴りおとし、大の字になって色っぽさなど皆無な状態で眠っている…しかも盛大ないびき付き。
…見てたら本当に女の子なのか疑いたくなる。
かと言って今はそんな現実から目を反らす時間はない
「ユカー!起きろー、朝だぞー」
「んぅー…」
「早く起きろってば…おい、ユカ!」
いくら声をかけても寝ぼけた生返事が返ってくるのみ…。
この距離で叫んで起きないってどうなってんだよ…
「ユーカー!朝だーぞー!!」
ユカの頬を軽く叩きながら更に声をかける
「んぅー…うるさ…っ!?」
やっと起きた…昔からコイツを起こすのは苦労す「きゃああああああっ!!!、!」
「え?…ごふぁっ!!」
昔の思い出に浸っていたら雄叫びと同時に顔面にユカの拳がめり込んだ。
「なっ…ちょ、いきなり何を…」
起こしに来たお礼を言われるならともかく顔面グーパンチはちょっと予想の右斜め上だった…「ってごふぅっ!!」
オレの問いかけに答えるかわりに今度はベッドから勢いよく起き上がってその勢いでオレの腹部に両足蹴り。
「この変態!朝っぱらから妹を襲おうとするなんて!」
「待っ…待て!酷く誤解だっ!」
「何が誤解よ!?私の頬っぺたに手添えてき、きききききききしゅしようとしてたじゃない!」
「…噛んだ?」
「死ねっ!!」
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