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「答える必要など私にはありません。」
彼女は、冷たく言い放つ
俺は負けじと言い返す。
「じゃあなんでっ...」
「僕もお話に混ぜてください!白鈴さまっ!」
「お話はおしまいです。さあ行きますよ!!蓮!!人間などに構っている場合ではないのですから!!」
「はい!!わかりましたぁ!!...それではまた会いましょう神野拓馬さん!!」
「っちょ待て、話の途中だ」
そう言って二人は
俺の言葉を無視して
風のように森の奥へ
消えていってしまった。
結局質問の答えは何一つ
知ることが出来なかった。
だが、重要な情報を
手に入れることが出来た、
白鈴[はくれい]という彼女
蓮[れん]という男の子
二人とも狐耳があり、
白鈴の方は
妖艶な姿でもある。
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