プロローグ

3/7
前へ
/20ページ
次へ
その双子の王子とその妹はとても仲が良く、いつも一緒にいました。 そしてすくすくと育っていったのです。 彼らは成長するにつれて、立派なプリンス、プリンセスになるためにいろいろな習い事を始めていきました。 その中でも唯一の女の子である妹は、次期プリンセスとして特別厳しいもので、完璧なプリンセスである母の娘としての周りからの期待は、小さい彼女にとってその身に余るものでした。 しかし彼女に向けられた周りの厳しい言葉は、彼女を愛しているがゆえの言葉だったのです。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加