プロローグ

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しかし、ダーティリアンがない今、プリンセスの力が弱まっているのは確かでした。 "母様が死んじゃうっ!" と、さらなる恐怖を感じて飛び出そうとした姫でしたが、二本の腕に道を塞がれてしまいました。 「行ってはいけないよ――。」 「僕達に任せて――は隠れておいで。」 そう言ったのは二人の兄でした。そして二人は母のもとへ向かって行きました。 三人で合わせた力に敵はどんどん衰退していき、敵の力を二つに分けることに成功したのです。 ですが、敵の邪悪な魂は消えることなく、二人の兄達に向かって行きました。 しかし、当たることはなかったのです。
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