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階段を一気に駆け上がり、屋上への重い扉を開ける。
扉を開けると、倒れたレバーがいた。
「レバー!」
4人が一斉にレバーに駆け寄る。
「おい神田。てめぇ何してくれるんだよ。」
ハラミが神田に掴みかかった。
神田は無表情のまま、ハラミを見つめている。
「お前はなぁ……。こうやってじわじわと陰で1人1人倒していく!胸くそわりぃんだよ!!」
と言いながら神田を突き飛ばした。
けど、神田は少しふら付いただけだった。
「タイマン張んならもっと正々堂々とやりゃあいいだろ!趣味わりぃ!マジじゃねえなぁ!?」
「うおぉぉぉ!」
チームミートの4人が、神田に向かってきた。
「マジだよ………喧嘩はマジにならんきゃ勝てねえよ。」
神田はメガネをはずし、落とした。
一瞬のことだった。
チームミートが倒されるのは。
突っ立ったまま、その場から動かず、神田は一気に4人を倒した。
傷一つ負わず。
神田はその場を後にした。
「うそだろ?」
その光景を見ていた人物がいた。
それは、副部長の、パレットだった。
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