第1章

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*** 階段を一気に駆け上がり、屋上への重い扉を開ける。 扉を開けると、倒れたレバーがいた。 「レバー!」 4人が一斉にレバーに駆け寄る。 「おい神田。てめぇ何してくれるんだよ。」 ハラミが神田に掴みかかった。 神田は無表情のまま、ハラミを見つめている。 「お前はなぁ……。こうやってじわじわと陰で1人1人倒していく!胸くそわりぃんだよ!!」 と言いながら神田を突き飛ばした。 けど、神田は少しふら付いただけだった。 「タイマン張んならもっと正々堂々とやりゃあいいだろ!趣味わりぃ!マジじゃねえなぁ!?」 「うおぉぉぉ!」 チームミートの4人が、神田に向かってきた。 「マジだよ………喧嘩はマジにならんきゃ勝てねえよ。」 神田はメガネをはずし、落とした。 一瞬のことだった。 チームミートが倒されるのは。 突っ立ったまま、その場から動かず、神田は一気に4人を倒した。 傷一つ負わず。 神田はその場を後にした。 「うそだろ?」 その光景を見ていた人物がいた。 それは、副部長の、パレットだった。
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