第1章

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「転校生だってよ。」 「へぇー楽しみだなぁー」 不敵な笑みを浮かべながら、カードを引く。 「もやしって聞いたぜ?」 「ははっ興味の欠片もねぇなー」 「やったぁースリーカードっ」 「くっそまた負けたよ!」 「てめぇ頭だけはいいんだよねぁー」 「てへへぇー」 ここは2年の教室。麻雀をやっている者もいれば、いびきをたてながら寝てる奴に、オセロ…チームミートはトランプゲーム。 それに今は“一応”授業中だ。 センコーの顔は、明らか呆れてる。 それが面白かったからなのか、レバーはいきなり笑いだした。 「さてと、ちょっくら買出しに行ってくるわ」 「いってらー」 と言い出した奴もいた。 「おいおい…勘弁してくれー」 せんこーは髪を掻き毟った。
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