第1章

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*** 一方、三年のいる4階。 ペインターの部室…一応美術部。 「おい。あれが転校生じゃねえか?」 テッペンならではの空気をかもし出してる所、ベースが窓の外を見ながら呟いた。 「遠くからじゃ…よくみえねぇなぁ……」 とコピックが呟いた。 「まじめちゃんかなぁーキャンパス楽しみぃー」 とキャンパスがウキウキとした声ではしゃぎまわる。 この3人はペインターの四天王。あともう1人は、分けあって、少年院に入れられている。秋には出所する予定だ。 「てめぇは黙ってろ。」 とベースが釘を刺す。 「んもう!ベースのいじわるぅ」 とキャンパスが口を尖らせる。 「それに、もう一人いるみたいだなぁ……」 コピックはまた呟くように言ってから、腕を組んで壁によりかかった。 「うーん…キャンパスはやっぱまじめちゃんがいいなっ」 「だからてめぇは黙ってろ!」 ベースはキャンパスのぶりっ子ぶりが、どうも気に入らないらしい。 「おい。」 その一言で、3人は一斉にその方向に向き直り、姿勢を正した。
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