※初めての人は一を読んでください

2/5
前へ
/21ページ
次へ
「だが俺は、いつまこの手にひつまぶしが握られることを祈っている!」 「いや握ったらつぶれちゃうって!汚いよ!」 「いや瑞穂、その突っ込みどころは色々とおかしいから!」 ゾンビ1が引き下がった見るや、ゾンビ3が次に突っ込みをするという風に割り込んでくる、 が、見事なまでに的をはずして流也に真っ二つにされていた、 ゾンビ3よ、お前の死は無駄にはしないぞ! 「てか、おい太郎、お前絶対に遊園地とはまったく関係の無いこと考えてるだろ」 屍になったゾンビ三の変わりに入ってきたのは、これまたTウイルスの粉を持った友宏だった、 「え?どう考えても太郎が意図的に話をそらしてるじゃん、通じてはいるよ?」 意味がわからないという風に流也が友宏を振り仰ぐ、 「通じてはいるだろうが、なんか聞き流されているような錯覚に陥るんだよ、心ここにあらず、みたいな」 「それでいついくんだよ」 「強引に話をそらした!?まさか本当に話を聞き流してーー」 「来週の日曜日って俺は聞いたぞ、時間は9時くらいな」 「友宏まで僕を無視するのか!」 「はは、それって竜矢のことを考えて行ってるのかな、どう考えても俺の妨害にあって遅れるよな」 「そして太郎の中では僕に妨害することは決定事項なんだね……」 当たり前だ、何が悲しくて無抵抗でゾンビにならなければいかん、せめて少しくらい抵抗はさせてもらう、 「……つうことで、来週の日曜、9時に遊園地に集合でいいな」 最後に友宏が仕切って、今日の朝会は幕を閉じた、 いや、特に意味は無いんだけど、友宏の机の中にエロ本を突っ込んでおいた、
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

57人が本棚に入れています
本棚に追加