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「だが俺は、いつまこの手にひつまぶしが握られることを祈っている!」
「いや握ったらつぶれちゃうって!汚いよ!」
「いや瑞穂、その突っ込みどころは色々とおかしいから!」
ゾンビ1が引き下がった見るや、ゾンビ3が次に突っ込みをするという風に割り込んでくる、
が、見事なまでに的をはずして流也に真っ二つにされていた、
ゾンビ3よ、お前の死は無駄にはしないぞ!
「てか、おい太郎、お前絶対に遊園地とはまったく関係の無いこと考えてるだろ」
屍になったゾンビ三の変わりに入ってきたのは、これまたTウイルスの粉を持った友宏だった、
「え?どう考えても太郎が意図的に話をそらしてるじゃん、通じてはいるよ?」
意味がわからないという風に流也が友宏を振り仰ぐ、
「通じてはいるだろうが、なんか聞き流されているような錯覚に陥るんだよ、心ここにあらず、みたいな」
「それでいついくんだよ」
「強引に話をそらした!?まさか本当に話を聞き流してーー」
「来週の日曜日って俺は聞いたぞ、時間は9時くらいな」
「友宏まで僕を無視するのか!」
「はは、それって竜矢のことを考えて行ってるのかな、どう考えても俺の妨害にあって遅れるよな」
「そして太郎の中では僕に妨害することは決定事項なんだね……」
当たり前だ、何が悲しくて無抵抗でゾンビにならなければいかん、せめて少しくらい抵抗はさせてもらう、
「……つうことで、来週の日曜、9時に遊園地に集合でいいな」
最後に友宏が仕切って、今日の朝会は幕を閉じた、
いや、特に意味は無いんだけど、友宏の机の中にエロ本を突っ込んでおいた、
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