あいつとの出会い

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なんて…… あんなこと言っておきながらちゃっかり来てる自分が恥ずかしい。 「遅いな……」 私の格好変じゃないかな? 普段はおしゃれなんて興味ないから可愛い服なんてわからない。 クローゼットを漁ってなんとかマシと思える服を見つけたのだ。 ピンクの花柄のスカートに袖際にレースをあしらって、胸元に赤いリボンがちょこんとついたトップス。 茶色のブーツを履き、髪型も、いつもはくくらずピン留めを付けているだけだが、サイドテールというものを雑誌を見て完璧に仕上げた。 そんな自分を天才だと思ってはいけないでしょうか? 「中野ー!」 「あっ…」
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