第十二章~主のために~

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◇第二闘技場◇ アリス「・・・・・で?なんで闘技場に来てまで話をするの?」 ヤマト「あぁ、その事だが」 少し間を開け ヤマト「もしも俺がここからいなくなったら・・・・リリィを----主を守ってくれ」 言い切った時、頬に衝撃を感じた アリス「・・・・あんた、それ本気で言ってるの?」 どうやらアリスに頬を叩かれたみたいだ アリス「本気で言ってるのって聞いてるの!!!!」 胸倉を捕まれ壁に体を押し付けられた ヤマト「・・・・・本気だ」 アリス「なんでよ!!なんで・・・・!!!」 ヤマト「お前だから言う、今から四日後に戦争が起きる」 アリス「え?」 ヤマト「その戦争で俺は一人で出る」 アリス「一人?それよりなんであんたが戦争なんかに行くのよ?上位ランクでもないのに、関係ないじゃない」 関係・・・ないか、記憶を消したのだから仕方ないよな ヤマト「関係ならある、俺はZランクの“天剣”だからだ」 アリス「嘘・・・・」 ヤマト「あと何故一人で出るかだったな」 アリス「・・・・・・」 ヤマト「俺が自分から出ると志願した」
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