第十四章~戦争と護るべき者~

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ヤマト「何を言って----」 魔神「いやはや、呼ばれた時は流石に驚いた、なんせ目の前に“数百の生きた人間の子供”がいたのだからな」 なんだって? 魔神「俺が現れたのをみて帝国の王は言ったよ、『あぁ魔神様、この者達が召喚の対価です、どうぞこの子達をお召し上がり下さい』ってな」 ヤマト「・・・・・その子達をてめぇは喰ったのか?」 魔神「あぁ、喰ったよ、そのおかげで大分魔力が増えた、さっきまでお前を相手していた力で三割程度だな」 ヤマト「・・・・ざけんな」 魔神「ん?」 ヤマト「ふざけんな!!!」 俺は零刀を持って魔神に斬りかかるが 魔神「遅い」 背後に移動され、背中に蹴りを受けた ヤマト「カハッ!!?」 地面を何度も転がる 魔神「弱いな、もう俺に勝つ事を諦めろ、最後に勝つのは非情な者だけだ」 諦める-----? 確かに前までの俺---地球にいた頃の俺なら諦めるかもな しかしな、生憎とここにいるのは----- 魔法世界ノワールに存在しているヤマト・シロガネだ!!! ヤマト「諦めたら----」 魔神「ん?」 ヤマト「諦めたら最後の光を---希望を見つけ出せずに終わるだけだ」 魔神「・・・・・諦めない、か。なら来い、保護神。貴様の力を我が魔で打ち砕こう」 ヤマト「来いよ、俺の命を賭けてでもてめぇを殺してやる」
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