第十六章~epilogue~

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あれから十年の時が過ぎました 今、私はヤマトさんのお墓の前にいます リリィ「こんにちは、今日も来ましたよ」 そう言って私は中腰になり“ヤマト・シロガネここに眠る”と書かれたお墓をそっとなぞる リリィ「あ、私あれからだいぶん魔力が増えて属性も出てきたんですよ?属性は光でした、だから使い魔はヤマトの使い魔のアテナさんなんですよ」 ヤマトさん、今貴方はどこにいるのですか? 私は待ってます ずっと、ずっと待ってます リリィ「・・・・やっぱり十年経っても認めたくないものですね」 私の頬を涙が濡らす リリィ「うぅ、ヤマトさん、今どこにいるんですか?、早く帰って来て下さいよぅ・・・・」 そう言った時、風が吹き抜けた 「問おう」 私の後ろで“居ないはずの人の声”が聞こえた そしてその声は---- 「貴女が俺のマスターか?」 私の家族で、世界で1番好きな人の声 後ろを振り返り、その姿を確認すると 十年前と変わりのない姿で佇む青年の姿が会った リリィ「ヤマトさん!!!」 私は耐え切れなくなり涙を流しながらヤマトさんに抱き着く ヤマト「相変わらず俺のマスターは泣き虫だな」 リリィ「グスッ、泣き虫じゃないです、マスターでもありません、それに言うこともあるんじゃないですか?」 ヤマト「----そうだったな」 私達は一度距離を取り ヤマト「ただいま、リリィ」 あぁ、私の愛しい人は帰って来たんだ リリィ「お帰りなさい!!、ヤマトさん!!!」 大好きですよ、ヤマトさん fin
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