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学校に行く最中
小梅と出会い一緒に登校。
「おはよう花の君」
「あっおはようございます花の君」
花の君…花の君
朝だけで何回
花の君を言われたかわからない
だいたいは
ニコッと笑い挨拶すればいい
「朝からうるさいわよ、椿も可哀想ね、本当」
そう話しかけてきたのは
クラスでも美人だと言われてる
栗栖 舞子 (クリス マイコ)
スレンダー美人で
家は金持ち
「おはよう舞子。慣れたよ。平安時代みたいでしょ」
「そうね。平安時代みたい(笑)」
なんて笑いあっていると
―ドタドタドタドタっ!
バンッ!ドンッ!
「「えっ」」
勢いよく誰かが
走ってきて
ドアをあけた瞬間転けた。
なんという…
「「「キャー!星の王子さまがっ!!大丈夫ですか!!」」」
どこからともなく
悲鳴にも近い声が鳴り響く。
むくっと起き上がったのは
「昨日の飼い主…」
「花の君ぃぃぃぃぃぃ!」
勢いよく立ち上がり
私の前へと走ってくる。
「ひぃっ」
あまりの恐怖で体がすくむ
なになになになに!?
ギュッと目を閉じると
フワッと手を握られた。
「花の君…俺と付き合ってくれ」
「はっ!?はっ!?はっ!?」
あまりの衝撃発言に
目をあけると真剣な眼差しを
向けてくるクリスティン飼い主。
あぁぁぁ
なにがどうなってるの?
女子の悲鳴と
男子の怒号が重なったあたりで
気を失った。
なに、この展開。
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