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そう思ったのでした。
ちょうど炊き出しボランティアの募集を目にし、
それに参加することを決めたのです。
充実していました。
誰もが、女性として扱ってくれることに。
半年ぐらいたった頃でしょうか
私にも恋人が出来ました。
炊き出しの買い物によく行く
商店街の中にある酒屋さんの店員さん
大江 淳史さん
たまたま入ったBARで隣り合った
それだけの本当にただの偶然でした。
意気投合し、そのままホテルに行きました。
私は女性である悦びを初めて知りました。
それに気づいた彼は、責任を取ると
付き合うことになったのです。
楽しい日々が続きました。
両親の事故から1年が経ち
雅孝での行動をしていない事を思い出し
いっそのこと、探してもらおうと思いました。
化粧も上手になったし
気付かれないと思ったんです。
あの事件に関わった刑事さんが
今は私立探偵をしてると聞きました。
その人に、気付かれないなら、大丈夫と。
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