章間(2) 死刑囚、佐伯 雅孝

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なんでここに居るのか問われ 思わずボランティア活動の買い出しと答えてしまいました。 その後、探偵さんまで合流してしまい慌てました。 すると、先程まで居た酒店の辺りから、悲鳴が聞こえました。 ああ、発見されたんだなっと思いました。 その悲鳴に気を取られている二人を尻目に、 そっと、素早く、そこから離れました。 菫ちゃんは、なんだか勘が良く怖い気がしました。 明日か、明後日には、私の正体に気付くような そんな気がしました。その前にやらないといけない。 今、思うと何故そんな子供にまで手にかけようと思ったのか 分かりません。 次の日は平日、菫ちゃんは学校のはず、狙うなら放課後か夜 人目を避けるなら、夜だと思いました。 家は、探偵さんに依頼を出すなら、ここで頼むといいよと 言われた所が、菫ちゃんの家でした。 お婆さんが居るだけのようでしたし、なんとかなると 思いました。 時間を見て、ナイフを取りに、廃工場に行きました。
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