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俺、代表である必要あるのか?
紹介と共に頭を下げる菫、見知った仲なんだし
軽くでいいものを、きっちりとしたお辞儀だ。
「それで、菫ちゃんのバディは、
隣に立ってる小汚いおじさんの佐江内代表に、お願いします。」
頭を掻きながら、あくびをしていると、そう言われた。
「…ん?なんか、一言多くないか?」
こちらを見ていた調査員達は
何故か笑うのを堪えているな。
大した冗談でもないのに…
「じゃあ、案件継続中な人は、そのまま続けて…手の空いてる
これとこれを‥」
雅の方が代表に向いてると思うんだがな…
「…で、先輩と菫ちゃんはこれをお願いね」
雅は何もないときは、俺を先輩と呼ぶ、今更、先輩も無いと思うが
そして、一枚の依頼書を手渡してくる
さっと目を通す。
「……はっ?また、こいつかよ?今年に入って何度目だよ?」
数週間に一回は逃げ出す猫、お得意様だ。
「あー…またこの子かぁ」
依頼書を覗き込みながら菫が言う。
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