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「で? とは?」
質問を 質問で 返しただけで 睨むなよぅ…
雅が 再び口を 開こうとしたとき
下柳の声が 雅を呼ぶ
「咲良警部補… やっぱり 死んでます 他殺の可能性大です…」
「すぐ 応援を呼んで…」
そう 下柳に指示をしたあと 俺に向き直り
「さぁ 詳しく 聞かせてもらうわよ?」
と 言う雅
「まぁ いいが 同行はしないぞ…」
言わなきゃ任意同行は 確実
この女は そういう奴
「正直に 言えばね…」
あ~ やっぱり 任意同行狙ってやがる
俺は ポケットから 写真を 取り出し渡す
「その男を探してる…… それで ゲンさん…多分 あの死体だ… が 居場所を知ってるって 聞いて 話を聞きに来た… それだけだ…」
俺の話を 聞き終わるまで じっとしていた 雅は 改めて 写真を見る
「………!!? この男って……!?」
雅も その男に 見覚えがある
「あぁ そうだ 奴だ……」
俺は その男を 見つけなければならない
依頼だからってのも あるが
今回は 確実に 追い詰める
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