第1章

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「で? とは?」 質問を 質問で 返しただけで 睨むなよぅ… 雅が 再び口を 開こうとしたとき 下柳の声が 雅を呼ぶ 「咲良警部補… やっぱり 死んでます 他殺の可能性大です…」 「すぐ 応援を呼んで…」 そう 下柳に指示をしたあと 俺に向き直り 「さぁ 詳しく 聞かせてもらうわよ?」 と 言う雅 「まぁ いいが 同行はしないぞ…」 言わなきゃ任意同行は 確実 この女は そういう奴 「正直に 言えばね…」 あ~ やっぱり 任意同行狙ってやがる 俺は ポケットから 写真を 取り出し渡す 「その男を探してる…… それで ゲンさん…多分 あの死体だ… が 居場所を知ってるって 聞いて 話を聞きに来た… それだけだ…」 俺の話を 聞き終わるまで じっとしていた 雅は 改めて 写真を見る 「………!!? この男って……!?」 雅も その男に 見覚えがある 「あぁ そうだ 奴だ……」 俺は その男を 見つけなければならない 依頼だからってのも あるが 今回は 確実に 追い詰める
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