第2章

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「…ぅん」 そう 小さく 返事をすると もう 寝息を立て始める その幼さの残る寝顔を そっと見る ……その顔に だぶる 懐かしい面影 それまで くすぶっていた どす黒いものが 静かに 薄れていく そして 新たに湧き上がる 使命感 明日は 菫も 連れて行こう その方が 俺の為になりそうだ 菫の寝息を感じながら 俺も ゆっくり 眠りに落ちていった…… ……過去の記憶を 夢に見る……
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