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栞を貰った次の日。 彼女は突然僕の前から消えてしまった。 「……なんで最後に、これをくれたんだろう」 僕は今日も、栞を眺めて彼女の事を考える。 ひらひらした紫。 金色の蝶々。 僕は毎日、栞を眺めて彼女の帰りを待っている。
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