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サイババ見てぇ
灰みてぇ
インド行きてぇ
理由なんかどうでもいい
片田舎の真っ青な空を
見上げながら
風に吹かれては
群からはぐれてゆく雲に
自分を投影している男がいる
人の世になんとも馴染めなず
かといって世から隠遁してしまう程の
確たる己を持たず
静寂な時の中に埋もれてしまいそうに
なりながら出した答えは
インド&サイババであった
インドに行けば
なんか適当な自分らしさが
見つかるんじゃねw
まさに阿呆である
インドと呟けば
不思議と失いかけていた活力が
湧いてくるような気がする
まっとうな人間なら
とっくに学校なり、会社なりに
通勤し昼食を意識し始める時間だろうに
この少年?
いや青年ヤーは
ひと気の無い公園のベンチに寝転がり
ぼんやりと腕枕に空を見つめている
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