宗坂工務店

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よしっ! インドいくぜ! ビルも誘うかw 青年は、おもむろに立ち上がると 先程とは打って変わって軽やかに 友人ビルの家へと駆けていった 呼び鈴を連打することYOSHIKIの如く 呼び鈴を連打しながらの紅熱唱 すると 明らかに不機嫌なビルの母親が顔をだす ビル君いますか? 返事はないまま無言で二階を指さすと 忌々しいと言わんばかりに、居間に引っ込んでいった。 いつものことである まっとうな人間なら 人様が、汗を流して働いたり 勉学に励む時間帯に 人様の家に友人を訪ねる馬鹿は いないのだが 不思議なことに友人ビルも 常に在宅中である おじゃましまーす! 雑誌やら、アウトドア用品やら カセットテープや雑貨品などが 山と積み上げられた階段を器用に上がり ビルの部屋に辿り着くと 奇怪な重低音が微かに鳴り響いている またか… ノックなどせずに 引き戸を開けると 悪魔崇拝真っ最中につき 完全にトリップしたビルが なんだか大変面白く仕上がってますw 儀式を邪魔すると めっちゃ切れるので そういう時は 仕方なく彼の部屋に散乱した 音楽雑誌ヤングギターやバーンでも 読んで待つことにする 彼の薫陶を受けたヤーは Xから、インギー、メタリカ
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