え?

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剣心『両者に裏切者が居たでござる』   斎藤『まったくもって、あの時は本当にやられたよ』   剣心『あぁ…しかし何故、今になって…?』   斎藤『抜刀斎、お前の逆刃刀が狙いだろう』   剣心『拙者の?』   蒼紫『葵屋襲撃の時、奴は真っ先にお前と刀の在処を聞いてきた』   佐之助『で?、喋っちまったのかい?、剣心の居場所をよ?』   操『誰一人として喋らなかったよ!』   蒼紫『だが気を付けろ、抜刀斎…今は一時凌ぎにしかならん』   斎藤『俺達も雲仙も、お互いに顔は知っている』   剣心『いずれ、この場所も知られてしまうに違いない』   薫『剣心…また行ってしまうの?』   剣心『薫殿、拙者は…』   斎藤『抜刀斎、奴は刃衛の上の上を行く…覚悟は有るのか?』   佐之助『斎藤!、刃衛の上の上って、どういう事だ!』   斎藤『言葉通り…だ』   剣心『上の上…斎藤の言う通りだ』   佐之助『剣心!、まだ俺達は剣心のお荷物なのか!?』   剣心『さの…もう、それは無いでござる』   佐之助『それを聞いて安心したぜ』   斎藤『足を引っ張るなよ…阿呆が』   佐之助『斎藤!、てめ~』   剣心『落ち着くでござるよ、さの』   蒼紫『抜刀斎、奴が気になる事を、もう1つ言っていた』   剣心『もう1つ?』   蒼紫『独特な模様をした武器を3つ見た事が有るか?、とな』   剣心『独特な模様?…まさか!?』   誠『もしかして…これかな?』   誠は愛剣を鞘から少し抜く   操『これ…かもね』   佐之助『確かにこれかもしれねぇけど、さっきの台詞だと、もう2種類在るって事になるよな?』   誠『実はね…』   誠がこう言いかけると、周囲の道路が騒がしくなった
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