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「やっと終わったな!」
授業が終わり昊が椅子を下げ、体を倒し話しかけてきた
「だね。御飯持ってきた?」
「持ってきた♪」
「じゃあ食べよっか?」
昊が椅子を後ろに向け俺の机に二人で弁当を広げ食べ始めようとした時、教室のドアが空いた
「柚ー、昊ー。一緒に飯食おう♪」
いつものように躊躇いもなく俺達のもとへ来たちぃ兄が話かけた
「ちぃ兄、いい加減自分の教室で食べなよ」
『裕隆先輩とかいるでしょ』と呆れながら言えばすぐに『嫌だ』と返ってくる
「別にいいじゃん。なぁ、昊?」
「俺に振らないで…」
昊と付き合い始めてからちぃ兄は少し変わった
今まで俺の事ばかりだったのに最近は昊によくちょっかいを出してる
別に相手してもらうのが減って
寂しいとかそんなんじゃないからね!
とにかく、
ちぃ兄たちがこれからも仲良くしててくれれば俺はそれでいいと思ってる
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