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その花は私の夢
黒く咲き誇り
海より深い蒼で
私の孤独に爪を立て
忘れたはず
飲み込んだはずの現実に
今更 脅えていたり
殺したはず
捩じ込んだはずの理想を
今ほど 痛烈に感じたことは無くて
言葉にすると
それは酷く汚ならしく、
薄汚れ、卑しくて
私にはとてもとても
クチにはできない
救うことができるのは私
描くのは私
解放するのは私
色を塗るのは私
未だ憧憬を 尚、抱く
この空へ
歌うことは
誰にでも可能で
ただ、届けられるかどうか
ただ、伝えたいかどうか
私には
伝えたい言葉なんて
存在しない
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