べっこう飴

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ちゅ、と離れた唇。 ちょっと恥ずかしくて顔を見れなくて。 なにかリアクションとってくれないかな…って待つのに 圭くんはそのまま動かない。 ちら、と伏した目を上げ目の前の顔を伺うと。 「……!」 圭くんは 信じられねえ!! ってくらい目を開いて俺を見て固まって。 やっぱり嫌だったかな…? 「圭くん…?」 恐る恐る名前を呼ぶと 今度はぽんっ、と 音が聞こえそうなくらい 圭くんの顔は真っ赤になった。 「和…いま…ちょ…」 「…だ、ダメだった…?」 圭くんはこれでもかというほどに首をぶんぶんと横に振って。 「いや、っ …いやあ…超、嬉しい」って。 ああ、リーダー。 嬉しいって、圭くんが。
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