* 冷たい上司

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「カンパーイ!!」 今日は、毎月恒例の同期の飲み会。 参加者は、きよらと遥、技術部の 川瀬 達明(かわせ たつあき)、経理部の 加納 結沙(かのう ゆいさ)だ。 達明は、、見た目も性格もバッチリ体育会系。 体もデカいが声もデカい。 どこにいても声を聞けばすぐ分かる。 結沙は、クルクル巻き毛の化粧バッチリギャル。 瞬きすると音がしそうなまつ毛に命をかけている。 ズケズケものを言う所や、人の好き嫌いがハッキリしている所が災いして、アチコチの部署に敵が多い。 そして、同期の飲み会は決まっていつもこの4人。 「それにしてもきよらと遥はいいなぁー。水野主任と同じフロア…。経理でも超有名だし。」 結沙がクルクル巻き毛を気にしながら言った。 「きよらが一番何だかんだで構ってもらってるよね。…ってかお世話されてるよね。」 アッハッハと笑いながら遥が言う。 既に目の辺りが赤い。 ウーロン茶のストローを弄んでいたきよらの眉間にシワが寄る。 「…お世話…。」 …あれは呆れられてる、もしくはぶっちゃけ嫌われてると言うのでは…?
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