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「こんばんは。あきさんと、沙綾さん。
いつもありがとうございます。」
ニッコリと微笑む彼に、あきは目がハートだった。
その、あきらかな表情にすこし顔がひきつる私。
「聖さん~!働き者ですねー!」
嬉しそうに話すあき。
「はい。こちらアボガドのサラダです!
おまたせしましたぁ!」
この人は聖さん、というらしい。
あき・・・前回来たときは名前知らなかったのに・・
いつの間に聞いたんだ・・・。
しかも私たちの名前まで聖さんは知っている・・・
いつの間に・・・
「ありがとうございますぅ~!」
「あきさん、お飲み物のおかわり如何ですか?」
「じゃぁ、ゴディバミルクで☆」
ぇ。あき、この間そんな甘ったるいもん飲めるか!
なんて、いってたのに・・・。
「あきさん、女の子って感じでかわいいですねー」
ぅわ・・・。聖さんだまされてるわ・・・。
「沙綾さんもおかわり如何ですか?」
聖さんは私にも同じ笑顔で聞いてきた。
まぁ、あきは完全にゴデイバミルクのまないから・・・
「じゃぁ、ウーロンハイで」
私はあきの好きなお酒を頼んだ。
きっと後で交換してというだろうと踏まえたからだ。
聖さんが去った後、
「女ってこわい」
とついポロっと声がでてしまった。
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