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夢叶う日まで
僕がこの街にやってきて
もう3年が経ちました
それでもやっぱりまだ
玉子焼きは上手く巻けないし
洗濯物もキレイにたためません
夏が来て思い出す
スイカを抱えて歩いた畦道
秋が来て思い出す
唐揚げばかりのお弁当
冬は寒さに震えながら
あなたの手の温もりが恋しくなって
春が来る頃また
今日という日を通り越す
それでもやっぱりまだ
年だけ重ねた子供の僕は
あなたにとって誇れるような
そんな姿を夢見るのです
(2012.9.25)
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