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女の子:「い……あっ……⁉」
――こう、血液が沸騰する感じだったかな……突然、身体の中で何か“変わってく”感じがした。
女の子:「あ゙っ、いやっ……なに、こ、れぇっ‼」
女性:「……もう少しだけ、だから……」
女の子:「はな、しっ……うぁぁ……」
――1秒、1分……刻々と自分がおかしくなってるのは幼心にも分かった。
女性:「……ちゃんと、見るんだよ……」
――違う、もう……この時には、赤黒いお月様から……まぶたを見開いたまま固定されたみたいに、目が離せなかった。
女の子:「……ぃ、やあぁ……なに、これえぇ゙……」
――自由の利かない身体……泣きたいのに、ぴったり止まった涙……何が何だか、どう言う力が働いたのか……いまだに分からない。
女性:「……あと、ちょっと……」
女の子:「……たすけて、だれ、か……」
――そして、多分……お姉ちゃんが言ってた22時55分……。
女の子:「ぅあ、あああ゙ああ゙ああああ゙っ‼」
――全て弾けたような感覚……“変わった”瞬間だった。
女性:「…………あれ?何で私、こんな所に……?」
――そこから……少しだけ記憶がない。
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