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そこに写っていたのは、見間違うことない……冬休み前だった先日、旧校舎で諦めの悪いバトルを繰り広げ…………繰り広げられたのかな、あれ……。
と、とりま……写っていたのは、整った顔立ちの……美少女より美人ルックス、キツネ色とも言える髪の……。
紗鳥:「どう見ても、この間の九尾の狐が洋装したようにしか見えないだろ……?」
桜子:「そ、そんな……どうして……」
葉月:「……けれど、九尾の狐ならば……少し手間をかければ、こんなスカスカのプロフィールも、まかり通るかもしれない……」
みかん:「え、もしかして地道に侵略っ⁉」
紗鳥:「私たちが散々……あれだけ、そんな百鬼昼夜行とか流布は無理だと言ったからな、その可能性はある。」
葉月:「……ただでさえ、この学校は既に百鬼昼夜行なのに……こんな、ある意味で一触即発の妖怪まで……」
紗鳥:「しかも、さっき聞いたんだが……転入するクラスは1年5組……吹雪のクラスだ。」
みかん:「何故に私たち……って、わりと時間が⁉」
紗鳥:「あぁ……昇降口で吹雪を待ってたんだが、今日に限って遅い……だから、時間的に説明が間に合うギリギリに来た、お前らを連行した。」
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