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おまけ、妖怪娘たちの妖怪関連以外のプロフィールを。
<お稲荷さん一個分もない妖怪解説>
【九尾の狐】
中国神話の生物、最初の記述は紀元前2~3世紀の中国の書物。
9本の尻尾をもつ狐の妖怪【妖狐】。
【九尾狐】や、尻尾が複数ある狐の総称の【尾裂狐(オサキ)】とか、呼ばれ方は多々。
万単位で生きた狐が変化したものとも、妖狐の最終形態らしい。
銀:「最終形態……なかなか強そうな言われ方で嬉しいぞ。」
最初の頃は、聖獣の一種だったりした。
むしろ、神獣とされ、平安を迎える吉兆で幸福をもたらす象徴とかともされてたようだ。
銀:「ほぅ、あの座敷わらしより上ではないか。」
一方で帝を誘惑して国を滅亡させた妲己(ダッキ)とか、古代インド西域の王子の妃になった華陽夫人、日本だと玉藻ノ前など……かなりの美女になる話も。
前述の玉藻ノ前は殺生石などの【白面金毛九尾】に関する伝説が有名で、最初の聖獣から言うと……めっちゃ悪役になっている。
銀:「白面は美人の言い換えみたいなものだと言う場合もあるみたいじゃぞ。」
しかも、日本では妲己などと同一として扱っている場合が多い。
すなわち、ここまで悪者扱いなのは日本特有。
銀:「うむむ、納得いかぬの……」
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